敷地は、ミニ開発された一区画。
土地の区画所有者が互いに持ち寄り作った私道を中心に6世帯ほどが集まる開発の中にあります。東西に長く隣戸間が狭いため、プライバシいーを保ち外に解放性を求めるのは厳しい場所です。
そこで、1階に寝室などのプライベートスペースを、光りを取込みやすい2階に敷地に沿って東西に細長いテラスを用意し、そのテラスにLDKなどの居住空間が寄り添うようにしました。
テラスに向かうのではなく、寄り添うことで2階のどの場所でも光が部屋の奥まで回る住環境を得ています。一見クローズな外観の住宅ですが、プライバシーが守られた住宅の中には光が溢れています。
設計担当:納谷学、
構造設計:かい構造設計 寺門規男
施工会社:
構造形式:木造2階建+ロフト(和室)
延床面積 : 119.25m²(36.07坪)
1階面積 : 64.60m²(19.54坪)
2階面積 : 54.65m²(16.53坪)
掲載誌 :
『気持ちよく暮らせる間取りのルール』
『住みCoCo 2007.05.26号』
『DETAIL japan 2007.06号』
『メルセデスマガジン 2007.03』
天井の高いLDにテラスが寄り添います。正面上部は、和室です。
私道から見た外観。ぽっかり空いた穴は、玄関と駐車スペースです。
1階から見上げた階段です。2階から螺旋階段が続きます。
2階の螺旋階段の先には三畳の和室があります。
2階キッチン奥には水周りスペース。窓の外は寄り添うテラスです。
テラスの夕景。
照明は目立たないように、間接的に明るく演出しています。