小さな川だけど、鮎が遡上し太公望が竿をのばす清流沿いに、南に向いた平家の住宅を計画しました。
川も南、全ての部屋を川に向かって並列に並べ、川に近づき南から太陽の光を存分に享受できる環境を最初に用意しました。
もっと川に近づくことはできないか。
全ての部屋をグランドレベルから数段掘り下げてみました。掘下げた分、天井も高くなりダイナミックな空間を手に入れました。外のデッキテラスもリビングからの延長で川に近づきました。籠り感と開放感を同時に手に入れ、川に寄り添う矩形の住宅ができました。
設計担当:納谷学、
構造設計:かい構造設計 寺門規男
施工会社:
延床面積 : 134.15m²(40.58坪)
構造形式:木造平家
掲載誌 :
『My home+ vol08/11』
『新建築 住宅特集 2007.02/2008.05号』
『マドリの教科書』
『デザインで選ぶ住まいの設備2007』
『大人の洗練インテリア2008/11/10』
『最高の間取りをつくる本』
『月刊ハウジング2010年 10月号』
テラスデッキより川を見る。鮎釣りをしている釣り人が見える。
対岸から見る「北茨城の平家」
籠り感と開放感が同居する天井の高いリビングダイニング。
グランドレベルから少し掘下げたリビングダイニングには階段を数段降りる。
デッキ側から見る。左の奥は仏間、右の上段は、キッチンになっていてリビングダイニングや川を見下ろすようになっている。
天井の高い個室。床の一部を二段にして上はベットスペース、下はワークスペース。
左は子供部屋、右の廊下の先にキッチンが見える。廊下の壁は、全て収納になっている。